ワインは1日2 / 3本

勉強を人一倍頑張っている(と自負している)イタリア帰りの理系大学院生が、日々の勉強・読書・お酒について綴っています

メタルはださいのか!? J-POP批判とJ-POP×メタル

 

メタル脳 天才は残酷な音楽を好む

メタル脳 天才は残酷な音楽を好む

 

フゥゥゥゥゥである。

発売はまだ先だし、中野さんのファンかと問われれば「数冊読んだけど......まあ」というくらいだが。笑

 

とにかく、タイトルと帯が僕の目を惹きつけた。

モーツァルトよりメタリカを聴け!」とは素晴らしい。

が、「天才は~」という副題にはうっと息が詰まる。

僕のような天才じゃないメタラーが少し凹んでしまうから。笑

 

高校生の頃からメタルが大好きだ。

好きな音楽は? と問われれば、少しためらいながら「メタル......」と答えてきた。

「ああ......」という相手の反応のないような反応で、決まって会話はそこで途切れる。

 

どうして好きなのか、という質問に答えるのは難しいが、

何もかもがめちゃくちゃになるようなイメージと、頭を切り裂くような音の鋭さ

そして演奏技術の高さださいところがたまらない。

 

 

J-POPはださい。

先日、ホームステイ先でYouTubeを適当に流していたら、自動再生でいつの間にかジャパニーズ・ロックにたどり着いていた。

「これ日本の曲?」と聞かれて、そうだよ、と僕は答えた。

けど、あんまり好きじゃないんだ、と付け加えると、どうして? と問われた。

僕は即答した。「Troppo dolce!(甘すぎる!)」

 

総じて甘い

これは日本のロックに限ったことじゃなく、日本の曲は総じて甘い。ドルチェだ、ドルチェ。

何だか聴いていると、頭がお花畑になってくる。

 

歌詞もとことん甘い

とりあえず感謝するし、

明日は来るし、

一人じゃないし、

希望があるし、

転んでも立ち上がるし、

空を見上げるし、

翼広げるし。

 

ウェーーーーー、だ。

 

音楽番組を観ていると「何でこんなピーな曲が流行るんだ?」と本気で分からなくなる。

 

勿論、邦楽の全てを否定するわけではない。好きなアーティストも、少ないが、いる。

青葉市子さん、中島みゆきさん、斉藤和義さん、星野源さん。

今思いつくのはこれだけだ。

 

星野源さんも大好きだけれど、3rdまで

ただし源さんは3rdアルバムまで。4thからは完全にポップになった。

(4thの「地獄でなぜ悪い」は好き。だけどSUNは......笑)

1st、2nd、3rdの世界観は最近の源さんとまるで違う。

星野源さん - くせのうた

例えば、この曲。1stアルバムの曲だけれど、この曲で売れたとはとても言えない。けれど、僕が好きなのはこっちだ。

恋やSUNで源さんを知った方がこの曲を聴いて、「へえ、こんな曲もあるんだ」と思うのとは訳が違う。

僕は源さんが売れるずっと前にこの曲を知った。

その後に、恋やSUNが素直に聴けるだろうか?

ふぅ~、源さん明るいね~、恋ダンス恋ダンス、とは、とてもはしゃげない。

 

「俺は売れる前から知っていたんだぜ、へっへっへ。

けど、彼は売れてから変わった。もう聴かない」

と自慢したいわけでは勿論ない。笑

 

事実として、初期と曲調が明らかに変わったので、聴かなくなった。それだけ。

だから、好きな頃の曲は、勿論今もたまに聴いている。

 

源さんの曲で好きなものを挙げると(カッコ内は収録アルバム)、

・ばらばら(1st)

・老夫婦(1st)

・穴を掘る(1st)

・ただいま(1st)

・くせのうた(1st)

・エピソード(2nd)

・変わらないまま(2nd)

・くだらないの中に(2nd)

・バイト(2nd)

・日常(2nd)

・フィルム(3rd)

・知らない(3rd)

のようにギターがちゃんと聴こえる曲。

星野源さん - 日常

この曲も良い。夢の外へ、も良い。

恋の出だし、テーテテレテレテーテテレテレと「どんな楽器やねん、どんなメロディやねん」と突っ込みたくなるようなものは、ちょっと聴けない。

 

好みと言われれば、それまでだけれど。

 

メタルもださい。

いわゆるヘビメタが好きだが、勿論メタルもださい

ただ、J-POPとはだささが違う

 

ギターソロ

まず、どの曲にも必ずと言って良いほど、ギターソロがある。ピロピロピロピロ。

メタリカが「St.Anger」というアルバムを出したとき、全ての曲にギターソロがなくて話題になった。笑

そのくらい、メタルにギターソロは欠かせない。この時点でなかなかださい。笑

 

アルバムジャケット

そしてだささの最も大きな原因を担うのが、アルバムジャケットではないだろうか。

Googleで「メタル ジャケット ださい」と調べれば、いくらでも出てくる。

matome.naver.jp

ださいでしょ?笑 今、このNAVERまとめを久々に見ながら、一人で大笑いしている。

 

メタルの何が良いのか

どうしてださいメタルが好きなのか?

どうして「マスター! マスター!」というくそだせえ歌詞に惹かれるのか?笑

 

もう少し掘り下げてみると、まずクラシックに通じる部分があるからだと思う。

同じ曲の中で、テンポが変わったり、急に深刻な雰囲気になったり、どうやって弾いてんねんと訊きたくなるギターソロが襲ってきたり、ドラマチックに揺れ動く。

退屈することがない。

 

また、感情が表に出ているようなところも良い

感情と言っても、おそらく怒りが大半なのだが、笑 それがたまらない。

どうにもならない思い、怒り、やりきれなさ、諦観がどこかにある。

 

J-POPのきれいごとを聞いていても、「ねえ、それ本心?」と尋ねたくなる。

だって、ねえ、そんなに優しい人いないでしょ?

その曲や歌詞で、本当にあなたを表現しきれているの? と僕は本気で思う。

 

だささに自覚がある

ジャケットは腹がよじれるほど笑えるが、僕はとても好きだ。

気取っていないところが良い。そして、バンドの方々だってこれがクールだと思ってやってはいないはずだ。笑

気取っているところが見えては鼻につく。

気取らなくてもださかっこいい、それがメタルである。

 

何が言いたいのかというと、J-POPにはそういった自覚がないと思う。

かっこいいでしょ? 可愛いでしょ? と押しつけがましい。そしてだささに自覚がない。気取っている感じがどこまでもついてくるのである。

 

J-POPの聴き方は少し異常ではないのか

少し真面目に。

良し悪しは抜きにして、J-POPとメタルの何が違うんだろうと考えてみたところ、

J-POPの聴き方というか、聴衆の受け止め方、また作る側の意図がちょっと異常なのではないか、と思う。

 

J-POPは魅せるもの?

聴き方と受け止め方について。

近年のJ-POPの売り上げとシーンを担うのは、女性のたくさんいるグループのグループと、笑(変な書き方ですが、わざとです)

イケメンばかり集めたグループのグループだろう。これに意義はないと思う。

 

彼らがテレビやライブで歌うとどうなるか?

観客の謎の合いの手が入り、歌そのものがとても聴こえ辛い。

女性の黄色い悲鳴がずーっとしていて、歌が聴こえているとは思えない。

踊りはあって当たり前。歌よりも踊りが注目されることだってある。

 

つまり、J-POPとは音楽というより、パフォーマンスに近いのではないだろうか。

音楽に、歌ったり踊ったりしている映像が合わさることで、成り立っているものが多いと思う。むしろ、見た目が重視されている気がする。

そうでなければ、わざわざ可愛い子やイケメンを集めたりしない。

 

そして、見た目ありきだからこそ、それに合わせて曲が作られることで、

「何じゃこりゃ?」という音楽が生まれるのである。

僕は音楽自体が好きだから、そういった見た目の可愛さやカッコよさはどうだっていい。だから聴けない。

 

ジャパニーズ・ロックは?

日本のロックはどうして受け付けないのか、とよく考えるが、難しい。

僕なりに出した答えは、

力強いコードが日本のロックには少なく、ピロピロと単音でよく分からないメロディを弾いているから

というものであった。

けど、これは好みだと自分でも思う。笑

 

ただ、日本のロックバンドはおしゃれだ。悪い意味で。笑 甘すぎる。

これは冗談だが、ガリガリが多い。もっとガタイが良くないと、ロックっぽくない。笑

 

あと最近、もっぱらネタに走ったものが多い気もする。

これはアイドルと同じように、音楽というよりも、エンターテインメント。パフォーマンスである。

(良い邦楽バンドがあったら、ぜひコメントで教えてください!

拒絶しているわけでは決してありませんので......嫌いでいるより好きでいたいですし。笑)

 

音楽に何を求めるのか

少し長々と語ってきたが、結局、J-POPとメタルでは、聴衆が求めるものが違うし、作り手が意識しているものも違うのだろう。

だから「J-POPもメタルもどちらも好き!」という人には出会ったことがないし、恐らくそもそもいない。

ただ音楽を聴くことをより意識しているのは、日本国外の音楽であると思う。

アメリカのロックはやっぱりいつまでも本場だし、見た目を意識したバンドは少なくて、黒Tが公式ウェア、のような。笑

 

勿論、洋楽が良いわけではない。アメリカのPOPだって聴けたもんじゃない。笑

 

ちょっと話がずれるが、日本は色々なものが、特異な方向へ進んでいると思う。

文化は特に可愛さを求めているように僕は感じている。

 

アニメも音楽も、現実と離れた世界を描こうとしているように思えてならない。

それはそれで良いと思う。誰かが現実を忘れて、ほんのひと時でも楽になれるのなら。

ただ、そういった可愛さを受け入れられない人にとっては、ちょっと息苦しい。

 

 

以上の内容を、変な音楽論ととらえるか、所詮僕の偏見や好みに過ぎないととらえるかは自由である。

だけど、これだけは言いたい。

邦楽が全てではない。というか、邦楽は独特過ぎる。笑

もっと音楽は広がっている。ちょっと検索すれば、世界中の名曲がいくらでも出てくる。ものは試しと聴いてみてはいかがだろうか。